トルマリンの中で最も希少で、最も価値が高いのが、ルベライト・トルマリン。ピジョンブラッドと呼ばれる赤色のものと、ピンク要素のあるクランベリー色のものが最高級とされていますが、こちらはクランベリー。大輪の薔薇のように、豪華で圧倒的な美しさがあるリングは、ひときわ目を惹いています✧‧₊˚ トルマリンは15世紀ごろ、オランダの商人によってヨーロッパに持ち込まれました。ルベライトはラテン語で「赤から生まれた」、という「ルべリウス」からきており、摘んだばかりのクランベリーのように、ピンクがかった瑞々しい赤色のトルマリンに対して呼ばれます。19世紀後半～ヨーロッパでは、赤色の宝石は官能的で刺激が強く、男性を誘惑するとして、厳格な家庭では娘時代に赤い宝石を付ける事は許されませんでした。そのため、赤は憧れの色として若い方々に定着したそうです。婚約指輪や結婚指輪に赤い宝石を選ぶ人が多かったのは、ようやく身に着けられるようになったから。今回の指輪ももしかすると、そのような経緯があるのかもしれません。 こちらは1900年頃ベルギー製、18金、ルベライト・トルマリン&ダイヤモンドリング。トルマリンは鮮やかなピンク～赤色で、最も高貴とされているクランベリーレッド。およそ10㎜×７㎜、厚さも5㎜程あり、ルベライトとしては格別の大きさで迫力があります。透明感と艶を持ち、少し角度を傾けると、パープルも見え隠れし、高級感のある深いピンク色をしています。周囲のダイヤモンドはごつごつしており、凹凸の個性的なカットはローズカットのよう✧*表面がプラチナ留なので白く明るく輝きます。デザイン性のあるアームも繊細で、造形がきめ細かく、品よくエレガントです。 思わず恋愛運が高くなりそうな綺麗なトルマリン。物語性も含めて楽しめるのはアンティークの特権です(ᵕ̤ᴗᵕ̤୨୧) 年代：1900年頃 素材：18金・プラチナ ジェムストーン：トルマリン・ダイヤモンド 鑑別書有（※天然トルマリン表記） ※ルベライトは正式名称ではないため サイズ：11.5号 Excellent：表面に僅かな摩擦 #エメイギリスアンティーク #アンティーク #イギリス #ダイヤモンド #トルマリン #プラチナ #ルベライト #イギリスアンティーク #アールデコ #ヴィンテージ #指輪 #アンティークジュエリ