コレクションとして保管しておりました、初代「竿幸（瀬古幸太郎）」作のヤマベ竿です。初代竿幸は6代目東作にして、竿をキツネ色になるまで火入れの技を持つ名人と言わしめた竿師さんです。火入れは竹を硬化させ、曲がりを矯正する一方、かなり熟練の技が必要とする作業です。本竿竹色がキツネ色になるまでじっくり火入れされており、他の竿師さんとは全く異なる外観を持っております。製作から半世紀近くたちながら曲がりや癖もなく、オリジナルと同様にピンと張りのある状態を保っております。使用品ですので、手元上にちょこちょこと置き傷はありますが、他は目立つ傷はありません。口部や穂先部の不具合や折れ・曲がりも無く、叉差し込み部の黒漆も擦れも殆ど無いかなり良い状態です。仕様は全長実測約4.51ｍ、7継・2本仕舞、仕舞寸法75.5ｃｍ、重量129ｃｍとなります。付属はオリジナルの口栓と写真では映ってませんが竿袋（古い袋で銘等はありません）が付きます。ヤマベは勿論、初夏の小鮎釣り等に良い竿です。希少な竿ですので、和竿にご理解のある方にお勧めの竿です。落札後の返品・キャンセルはご容赦願います。発送は宅急便100サイズでの対応予定です。